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結城紬の買取価格と詳細

結城紬

結城紬とは茨城県・栃木県の辺りで生産される紬で、1956年に国の重要無形文化財に、1977年には伝統工芸品に指定されている大変貴重な紬です。

結城紬の歴史は古く、既に奈良時代には朝廷へ収められたという記録が残っており、日本で最古となる絹織物だとも言われています。 江戸時代には信州、京都などの他府県からも技術を導入し、藩の特産品として一層有名な紬となりましたが、高級織物ゆえにまだ市民には行き渡っておらず、献上品として織られるものが大半でした。 庶民が紬を手に出来たのは大体江戸時代に後期頃で、その頃にはかつての厳格さも薄れ、町人でも紬を着ることが出来るようになったのです。

結城紬の特徴としては、真綿から紡ぎだした糸を使っていますが、その糸は機械で紡いだ糸ではなく、手で紡ぎだした糸だという点が挙げられます。経糸・緯糸ともに手紡ぎ糸が使用されているため、糸という点だけで見てもとても価値が高くなっています。 使用する糸には撚りが掛かっていない為、織る途中に切れやすくなってしまうという難点はあるものの、完成した反物は空気を多く含むことが出来、軽くて柔らかな仕上がりになります。

全ての工程を手作業にて行っているため一反仕上げるのにも多大な手間と時間が掛かり、伴って価値も高くなっています。 絣などもひとつひとつを手で作っており、1反仕上げるのには大体数か月、模様がよく出来ており、高級な結城紬であれば制作に1年という長い期間を要することもあるといいます。 結城紬の価値は仕上がりや柄、作家や状態によってもかなり変わってきますので一概にはいえませんが、良い結城紬であれば買取価格は5~10万円前後は期待したいところです。 特に結城紬で有名な作家「永井千代子」や「田中林次」の結城紬であれば、一枚辺り30万円以上で取引された事例もあるなど、非常に価値が高くなっています。

ですが結城紬には本場か否かもありますし、証紙を本場に似せたものなども多く出回っているとされていますので、紬に詳しくない方が結城紬の価値を判断するのはかなり難しくなっています。

結城紬をより高く売る方法

着物買取業者

結城紬の着物の買取価格は「どの着物買取業者に依頼するか」によって買取価格・価値は大きく変動します。その為、本サイトではより高く結城紬の着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしています。


ですが、「着物買取業者」と一言に言えど、着物買取業者はかなりの数が存在しますので、どこで相見積もりを取るかも悩まれるかと思います。その為、本サイトでは「おすすめの着物買取業者」に関しても比較ランキング形式で紹介していますので、これから結城紬買取をお考えの方は是非参考にしてください!

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