着物の出張買取の流れと注意点

【出張買取】は文字通り買取業者の査定員があなたの自宅まで出張し、その場で査定・買取まで行ってくれる買取方法です。 私も過去に利用したことがある買取方法で、出張買取の流れは次の様な感じです。

• 業者に問い合わせをし、査定日の予定を決定(最短当日)
• 自宅に来て貰い、その場で査定をしてもらう
• 買取価格に納得できればその場で買取完了

最短で問い合わせをした当日に着物買取を終えられるほどで、想像以上にスピーディーな買取方法です。では、流れに沿ってもう少し具体的に着物の出張買取についてご説明します。

ステップ1：問合せ時点での注意点

問合せをする前にまず自分の空いている日程を大まかに把握しておき、出張買取希望の着物の種類や枚数を分かる範囲で知っておきましょう。ちなみに私の初めての問合せでは「着物が40着くらいあるので、買取して欲しいのですが」みたいな感じで、あとはオペレーターさんとの応答だけで行けましたので、着物について分からなければ「おおよその枚数だけ」でも把握しておくとよいです。

また、問合せ方法にはメールと電話の2種類ありますが、メールでも伝える内容は同じで構いません。オペレーターが質疑応答をしてくれます。その後の流れは、質疑応答の後に空いている日程で出張買取日を決定して終了です。出張買取を依頼する場合は当然ですが氏名と住所、電話番号は確認されますので、きちんと出張してもらう場所の住所は答えられるようにしておきましょう。

ついでに質疑応答の中で、他にも不用品がないかをほとんどの着物買取業者で確認されますので、抱き合わせで処分したい品物や買取をしてもらいたい品物があればそれも事前に調べておくと話はスムーズですよ！

ステップ2：自宅で着物の出張査定してもらう

約束した当日に査定員の方が自宅に出張して査定をしてくれます。その金額に納得すれば契約書にサインをして現金を受け取り買取終了です。ですが、着物の査定価格に納得できなければ交渉を行い、それでも納得できなければその場でキャンセルでき、まともな着物買取業者であればキャンセル料は無料です。

着物の出張査定において自宅に査定員を上げたくなければ、玄関先や特定の部屋等に査定希望する着物等をまとめておきましょう。そして、この時点でも営業マンから再度何か出し忘れた品物がないかを確認されますので、ないのであればはっきり答えられるようにしておきましょう。もし、着物以外で「こんなのも買取できるかな？」というような品物があれば、その時に営業マンに見てもらったらよいでしょう。

ステップ3：買取契約書を交わす

金額に納得できれば契約して現金を受け取りますが、この時に「身分証明書」と「印鑑（認印）」が必要です。きちんと金額を確認し、買取してもらう品物に相違がないかを確認したうえでサインをすれば、その場で現金を受け取ることができます。

そして、買取においても実は「クーリングオフ制度」があり、買取成立から8日間以内であればお金を戻して売った品物を取り返すことができますのでご安心ください。

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以上が着物の出張買取に関する流れです。そこまで複雑でも難しくもないので、案外気軽な感じで終えることができますよ！

出張買取のメリットを挙げるとすると「着物を高く売りやすい」「不用品の処分ができる」「買取業者と相談できる」「重いものでも大丈夫」というメリットがあります！これらの各メリットについて詳しくご説明します

メリット1：着物を高く売りやすい

前述にもありますが出張買取はガソリン代や人件費など買取業者側が負担するコストが高いため「何としても買取をしよう」と考えていますので、粘るだけで買取価格を上げる事も可能です。「コストの分だけ安い査定にならないの？」と考えるかもしれませんが、出張買取はあなたの自宅での買取ですので、意外と着物以外にも多くの品物の買取ができることも多いそうで、3つの買取方法の中では最も薄利多売が可能になるそうです。また出張買取の査定員は1日複数件数を回りますので、時間的な焦りからも意外とあっさりと高い価格を提示して買取してくれるのです。

メリット2：不用品の処分ができる！

出張買取においては着物買取業者は少しでも値段がつけられそうならば着物に限らず大体買取してくれます。その理由は「少しでも買取した方が単純に利益が上がるから」です。ですので、着物と抱き合わせでおいておけば、値がつかない品物ももちろんありますがまとめて買取してもらえます。また、「着物を売るからこれも持って行って」という風にお願いする事で、通常なら断られるノーブランド食器や古着、靴なども併せて持って行ってもらいやすいので、不用品の処分も兼ねているのであれば着物の出張買取委は非常におすすめです！

メリット3：買取業者と相談ができる

買取業者は「着物着物専門」と謳っていても価値が出そうな品物であれば意外と買取してくれます。あなたが「流石に買取は無理だろう・・・」と思っている品物でも、直接買取業者に相談をすれば意外な価格で買取してもらえる可能性があります。日ごろから「邪魔だな・・・」と思っている品物があれば、買取業者と相談する事で現金化することができるかもしれません。

メリット4：重いものでも大丈夫

この点は年配の方にとっての大きなメリットではありますが、例えば大きな箱にまとめてしまっている着物や、着物以外にも押し入れに眠らせている大きく重たい品物があれば、買取業者にお願いすれば運び出しから全て引き受けてくれます。その為、自分だけでは動かす事が困難な品物が着物以外でもある場合には、出張買取は大きなメリットとなりえます！

出張買取のデメリット

宅配買取はデメリットは「営業をかけられる」「絶対に相手をしなければならない」という2点が挙げられます。この二つについて詳しく説明します

デメリット1：営業をかけられる

着物の出張買取を依頼しても、買取業者は業務の一環上「着物以外の品物」も買取できないかを確認してきます。例えば、和装小物や貴金属、ブランド品などですね。この行為自体は、正直な話どこの着物買取業者でも行っている事であり、こういった営業行為により売れると思っていなかった不用品がお金になったというようなお得な話もありますので、一概にデメリットとは言えませんが、これも度を越えた営業をかけられると非常に迷惑な話になります。

デメリット2：絶対に相手をしないといけない

着物の出張買取においては買取業者が自宅にやってきますので、必ず査定員とやり取りをしなければなりません。店頭買取においては自分が席を立つことでやり取りを終えることができますが、出張買取においては査定員を帰らせない限りやり取りを終えることができません。この点に関しても査定員が面倒くさい人間であれば非常に面倒くさい事態になりかねません。

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着物の出張買取のデメリットは主に上記2点くらいなので、「そんなデメリットではないのでは？」とも感じるかもしれませんが、悪徳業者に当たった場合は最悪なデメリットなのです！

悪徳業者が着物の出張買取に来た際には、「とにかく金になるものを買取しない限り帰らない」ような非常に悪質な営業スタイルで、着物については全くの無知、散らかすように広げて0円と言い張る、代わりに貴金属やエルメスやシャネルといった価値が高いことを分かりきっている品物がないか「ため口」で聞いてくる、マナーも最悪など、想像を絶するほど最低の査定員が現れます。私も様々な買取業者で相見積もりを取ったことがありますが、数社程このような査定員ががやってきましたが、目の前で警察に通報する勢いで全て追い返した経験があります

着物がある家には貴金属や宝石など高級な品物が多い事から、事前に着物を高く買取するとだけ言って実際は貴金属などの買取しか考えていないような悪質な買取業者が実際に存在します。その為、着物買取においては信頼のできる買取業者に依頼することがなによりも重要なのです！