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大島紬の買取価格と詳細

大島紬

大島紬とは鹿児島県の奄美大島を生産地とする絹織物で、その価値は高く、着物買取においても有名です。 大島紬の歴史は古く、今より約1300年前ほど前に遡り、かつては薩摩藩の重要な財源ともなりました。 奄美大島で機織や養蚕が行われていたのは大島紬が作られるよりもっと古く、紀元前から行われていたとも言われています。

紬の発祥は、インドで作られる「イカット」という絣の織物が基になったと言われており、その技法が日本へと伝わりやがて紬となりました。 奄美大島は大陸との中継地点に浮かぶ島という土地の利を生かし、様々な文化や技術の伝達の地ともなっていたのです。 奄美大島は江戸時代初期頃までは糸芭蕉の繊維を紡いだ"芭蕉布"の生産が盛んな地でしたが、奄美大島の泥は鉄分を豊富に含んでおり、その地で作られる泥染めの紬はやがて一級品として知れ渡ることになりました。

大島紬の特徴は手で紡いだ絹糸を100%使用した柔らかな手触り、何より深い色合いを出すため幾度に渡って繰り返し行われる「泥染め」にあります。 大島紬の泥染めはシャリンバイ(ティーチギ)というバラ科の植物を用い、奄美大島の鉄分豊富な泥を使って染色しています。 植物の中のタンニン酸と泥の鉄分が化学結合を起こし、光沢のある深い黒色へと変化します。 ですが泥染めは一度行えば良いというわけではなく、大島紬の色合いを出すためには85回以上とも、100回以上とも言われる繰り返しの泥染めが必要になってくるのです。

大島紬の価値はその状態や証紙の有無は勿論のこと、何マルキか、そして作家物か否かによっても異なります。 マルキとは大島紬の絣糸の本数のことで、多ければ多いほどに柄が細かくなり、伴って織る手間も格段に増えてしまいます。一般的にはマルキが多いほどに高級とされていますが、大島紬の構成によって一概にはいえないものとなっています。 物によって価値がかなり異なってしまうため定義は出来ませんが、良い大島紬であれば7~8万円以上の買取価格になることもあります。 特に作家物の価値は非常に高く、著名な大島紬作家「入来玄彩」の紬や総刺繍の豪華な大島紬であれば、1枚辺り25万円以上で取引された事例もあります。

ですが大島紬は本場か否か等でも価値は変わってきますし、特に近年は大島紬の偽物やよく似せた紬なども多数出回っていますので、着物に詳しくない方が価値を判断するのは非常に困難になっています。

大島紬をより高く売る方法

着物買取業者

大島紬の着物の買取価格は「どの着物買取業者に依頼するか」によって買取価格・価値は大きく変動します。その為、本サイトではより高く大島紬の着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしています。


ですが、「着物買取業者」と一言に言えど、着物買取業者はかなりの数が存在しますので、どこで相見積もりを取るかも悩まれるかと思います。その為、本サイトでは「おすすめの着物買取業者」に関しても比較ランキング形式で紹介していますので、これから大島紬買取をお考えの方は是非参考にしてください!

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