宮古上布の買取価格と詳細
宮古上布とは沖縄県の宮古島で生産される麻織物で、いらくさ科の「苧麻」を手紡ぎした糸から作られています。
宮古上布はおおよそ16世紀頃から作られていたとされ、かつての琉球王府へ献上されるほどの立派な品でした。
大正時代になると奄美大島で作られる「大島紬」の技術や、"高機"という、かつてのいざり機を進化させた織機が導入され、技術面での発達もピークを迎えます。
宮古上布の「上布」とは細い麻糸を用い、平織にて織りあげられる布のことで、夏物の着物によく使われています。
麻織物の中では最高級ともいわれており、産地や状態、製法にもよりますが、着物買取においても価値の高いものが比較的多くなっています。
上布は1反織りあげるのにも2ヵ月以上の長い期間を要しますが、そんな上布の中でも日本四代上布に数えられるほどに有名なのが「宮古上布」なのです。
宮古上布は"東の越後、西の宮古"と呼ばれるほどに人気と知名度の高い織物で、その価値も非常に高くなっています。
反物の状態か仕立ててあるのか、古いのか新しいのか、売りたい着物の状態などにも大幅に左右されますが、価値の高いものでは5万円前後の買取価格がつく場合もあります。
作家物の宮古上布で極めて価値の高い着物となれば、8万円以上の買取価格がついた事例もあります。
丁寧に織り上げた宮古上布は3代持つとも言われていますが、現在は後継者の不足により生産数も減少してしまっています。 平成13年には僅か12反しか作られておらず、今では貴重な着物(反物)として知られるようになっています。 状態が良く、価値のある宮古上布は着物買取においても高い買取価格がつきやすくなっていますので、宮古上布をお持ちの方は一度着物買取業者へ問い合わせだけでもしておくことをお勧めします。
宮古上布をより高く売る方法
宮古上布の着物の買取価格は「どの着物買取業者に依頼するか」によって買取価格・価値は大きく変動します。その為、本サイトではより高く宮古上布の着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしています。
ですが、「着物買取業者」と一言に言えど、着物買取業者はかなりの数が存在しますので、どこで相見積もりを取るかも悩まれるかと思います。その為、本サイトでは「おすすめの着物買取業者」に関しても比較ランキング形式で紹介していますので、これから宮古上布買取をお考えの方は是非参考にしてください!