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着物作家【佐々木苑子】について紹介します

着物作家:佐々木苑子
着物作家:佐々木苑子の概要
着物の種類 紬織
出征 1939年~
出身地 東京都
重要無形文化財認定年 2005年(平成17年)

着物作家佐々木苑子に関する詳細情報

佐々木苑子(ささき そのこ)とは紬織の着物作家で、自然が生み出す美しさを最大限に活かした着物づくりに定評があります。 あえて色味の調整を行わず自然のままに仕上げる芸術性、そして紬織に絵絣の技術を用いて作り上げる独自の世界観が高く評価されており、その作品の価値も極めて高いものです。 これまで作られていた絣の着物は直線的や幾何学的な模様のものが多かったのですが、佐々木苑子氏は絵絣の技法を用いた作品作りを精力的に行い、これまでの伝統にあたたかみが加わった独自の作風を築かれました。

佐々木苑子作の着物となると価値は非常に高く、帯でも50万円、100万円を超えるような高い価格にて取引されています。 2001年には東京都知事賞を受賞、作品が文化庁買い上げとなったことでも知られる着物作家ですので、その作品には単なる着物の範疇を超えた価値があることは想像に難くないでしょう。 ですが現代は洋服が主流のため着物自体の需要が著しく下がっており、中古着物となると価格もだいぶ安くで取引されているという現状があります。

けれども佐々木苑子氏をはじめとした著名な着物作家の作品であれば、その作品の素晴らしさは勿論、ネームバリューも高いために欲しがる方は多く、高価買取に繋がりやすい傾向にあります。 綺麗に保存されており状態も良好、かつ証紙などの付属品も全て揃っている佐々木苑子作品であれば、着物一枚でも数十万円単位の買取価格となることもあります。 どれだけ価値の高い着物であっても、その価値をしっかり評価するような査定でなければ意味がありませんので、佐々木苑子作の着物を売るのであれば査定実績が豊富で信頼のおける着物買取業者に依頼することを強くおすすめします。

着物評論家の母のもとに生まれた佐々木苑子氏は、はじめに静岡県にある紬工房にて織物の基礎を習得します。 その後、現在の佐々木苑子作品の特徴ともいえる絵絣を学ぶことになりますが、曲線を重ねて表現する絵絣のわざは、これまで学んできた直線的に織り上げる技術とは全く異なるものでした。 そのため遠く離れた鳥取県へと向かい弓浜絣の技術を習得、その後も島根県にて広瀬絣など数々の技術を幅広く学ばれました。

昭和44年に自宅へ工房を構え、僅か3年後には第11回伝統工芸新作展に入選、その後第18回まで連続入選という快挙を成し遂げます。 その後も数々の工芸展で数年に渡る連続入選を重ね、美しい作品と確かな腕前が評価され、工芸展の鑑査委員をも務めるようになりました。 2002年には紫綬褒章を受章し、2005年にはこれまで織物の表現の在り方を広げてきた功績が讃えられ「紬織」にて人間国宝に認定されました。

佐々木苑子の着物買取をお考えなら

佐々木苑子の着物の買取価格は着物買取業者の選び方次第で大きく異なります。ブランド品と異なり、オーダーメイド・一点物が基本な着物は【贅沢品】と呼ばれている事から、例えば100万円で購入しても、買取となると業者によっては1万円を切る買取価格を提示されることも往々にしてありえます。


佐々木苑子のような作家の着物はもちろんの事、加賀友禅といった有名な技法を用いた着物など過去に高い金額で購入した着物を極力高く売る為には、着物を専門的に鑑定できる査定員が在籍している業者や着物の販売経路を多く持つ着物買取業者に依頼することは必須条件だといえます。


本サイトではより高く着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしており、少しでも高く着物を売れるようにおすすめの着物買取業者も紹介していますので、佐々木苑子の作品をはじめとした着物の買取をお考えであればそちらも是非参考にしてください。

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