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着物作家【六谷博臣(二代目・六谷梅軒)】について紹介します

着物作家:六谷博臣
着物作家:六谷博臣の概要
着物の種類 型紙彫刻
出征 1937年
出身地 三重県鈴鹿市

着物作家六谷博臣に関する詳細情報

二代目となる着物作家・六谷梅軒は本名を「六谷博臣」氏といい、初代梅軒である六谷紀久男の息子さんになります。 伊勢型紙の技術伝承者であり、平成8年・60歳の還暦を機に六谷梅軒の雅号を襲名し、現在も数々の作品を精力的に作っておられます。

六谷博臣氏は中学校を卒業したと同時に父である六谷紀久男の元で修行を始め、昭和38年には三重県鈴鹿市にて伊勢型紙の技術伝承者養成事業が始まり、錐彫の部門を4年間学びます。 そして平成4年には三重県指定無形文化財保持団体の認定会員となり、その翌年には伊勢型紙技術保存会の理事に選任されています。

六谷博臣は複数ある伊勢型紙の技法の中でも、父と同じ「錐彫」技法を学ばれました。 「錐彫」とは、刃先が半円形になった小刀を使って錐を回転させながら型紙に無数の小さな穴を開けていき、その穴の配置で緻密な模様を作り出す手法のことです。

伊勢型紙の製作方法としては、他にも縞彫り、突彫り、そして道具彫りと計4つの手法が存在していますが、中でも錐彫は鮫、行儀、角通し小紋の図柄に使われている方法です。 そしてこの3つは"小紋三役(錐小紋三役)"と呼ばれており、江戸小紋の中でも最も格が高い図柄となるのです。 特に父親・六谷紀久男氏が得意としていた極鮫小紋などの「極」の図柄となると、3平方センチメートルの中に900粒以上もの穴を彫らなければならず、長い時間をかけて作られる精巧な図柄はまさに芸術作品だといえるでしょう。

雅号を襲名して二代目を継いだため、同じ六谷梅軒の着物であっても作った人は異なり、着物の買取相場も若干違ってきます。 やはり人間国宝に認定されている父・六谷紀久男のネームバリューは強く、伴って需要も高くなっており、また制作年で鑑みるにかなり古い着物になることが多いので、着ることの出来る状態で残っているものは珍しいです。 六谷博臣氏はまだまだ現役で活躍している作家さんで、粋で新しい作品も精力的に作っておられます。

また、伊勢型紙(江戸小紋)という特性上、一枚の型紙で何枚もの着物を作ることが出来、例えば有名作家の手描き着物と比べると希少性はそれほど高くなく、伴って買取価格も伸びづらくなっています。 ですが非常に有名な作家さんですので需要が高く、着物買取に出されるのであれば、状態の良い着物で大体1、2万円からは期待したいところです。

六谷博臣の着物買取をお考えなら

六谷博臣の着物の買取価格は着物買取業者の選び方次第で大きく異なります。ブランド品と異なり、オーダーメイド・一点物が基本な着物は【贅沢品】と呼ばれている事から、例えば100万円で購入しても、買取となると業者によっては1万円を切る買取価格を提示されることも往々にしてありえます。


六谷博臣のような作家の着物はもちろんの事、加賀友禅といった有名な技法を用いた着物など過去に高い金額で購入した着物を極力高く売る為には、着物を専門的に鑑定できる査定員が在籍している業者や着物の販売経路を多く持つ着物買取業者に依頼することは必須条件だといえます。


本サイトではより高く着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしており、少しでも高く着物を売れるようにおすすめの着物買取業者も紹介していますので、六谷博臣の作品をはじめとした着物の買取をお考えであればそちらも是非参考にしてください。

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