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着物作家【宗廣力三】について紹介します

着物作家:宗廣力三
着物作家:宗廣力三の概要
着物の種類 郡上紬
出征 1914年~1989年
出身地 岐阜県
重要無形文化財認定年 1982年(昭和57年)

着物作家宗廣力三に関する詳細情報

宗廣力三(むねひろ りきぞう)とは「郡上紬」の人間国宝で、昭和に入り衰退しつつあった郡上紬を再興した人物としても知られています。 複雑な織模様や"どぼんこ染"の技法を活かした濃淡豊かな作風で有名で、その繊細な手しごとの織物は、まさに芸術品と呼ぶに値する作品です。

宗廣力三氏はかつて篤農家を目指す若者でしたが、太平洋戦争のため兵役で満州に渡ります。 帰還後、先ず戦後の開拓・復興の一環として注目したのが、生まれ故郷にある"郡上紬"の織物でした。

ですがこの時代、郡上紬といえば地元に住む人々の普段着として用いられることが大半でした。着物の種類として存在していたわけではなく、どちらかといえば農業の際の作業着や、自家用で織る普段着といった位置づけであったとされています。 そのため生産数も少なく、さらに戦後の影響もあり、郡上紬はだんだんと衰退の兆候がみられるようになってしまったのでした。

そんな郡上紬の普及と生産に尽力した人物として宗廣力三の名が知られていますが、実は同氏、元々は着物作家を志していたわけではありません。 戦後の開拓と復興の為には人々の生計を立てなければならなかったため、地場産業として郡上紬に注力することになりますが、織物を選んだ理由には「争いの種にならない仕事」という思いがありました。 戦争からの引揚者たちを集めて開拓団を作り、集団生活の中で郡上紬を製作し、教育者として寝る間を惜しんで仕事に打ち込みました。 その後、京都で行われた展覧会を機に人気が高まり、現在郡上紬は着物の粋を越え、芸術作品としても知られるようになったのです。

宗廣力三作の着物の価値はまさに計り知れない程に高く、中古の着物であっても状態により、何十万という買取価格がつくのは当たり前です。 中には値段を付けるのも難しいほどに価値が高いものも存在し、前例でいうならば、宗広力三氏作の郡上紬はたった1枚でも100万円近い価格での取引が成立したような事例もあります。 綺麗な状態で、かつ証紙などの付属品も全て揃っているのであれば、買取価格は数十万円単位で考えるべきですし、複数の着物買取業者を使って相見積もりを取ることを強くおすすめします。

宗廣力三の着物買取をお考えなら

宗廣力三の着物の買取価格は着物買取業者の選び方次第で大きく異なります。ブランド品と異なり、オーダーメイド・一点物が基本な着物は【贅沢品】と呼ばれている事から、例えば100万円で購入しても、買取となると業者によっては1万円を切る買取価格を提示されることも往々にしてありえます。


宗廣力三のような作家の着物はもちろんの事、加賀友禅といった有名な技法を用いた着物など過去に高い金額で購入した着物を極力高く売る為には、着物を専門的に鑑定できる査定員が在籍している業者や着物の販売経路を多く持つ着物買取業者に依頼することは必須条件だといえます。


本サイトではより高く着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしており、少しでも高く着物を売れるようにおすすめの着物買取業者も紹介していますので、宗廣力三の作品をはじめとした着物の買取をお考えであればそちらも是非参考にしてください。

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