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着物作家【森口華弘】について紹介します

着物作家:森口華弘
着物作家:森口華弘の概要
着物の種類 友禅染
出征 1909年~2008年
出身地 滋賀県
重要無形文化財認定年 1967年(昭和42年)

着物作家森口華弘に関する詳細情報

森口華弘(もりぐち かこう)は友禅着物における著名な作家で、1967年に「友禅」分野において人間国宝に認定された人物です。 多色であることが一般的な友禅着物に、敢えて淡色の濃淡のみでの表現を試み、友禅着物界に新生面を開きました。 現在は、ご子息である森口邦彦が技術を受け継ぎ、同じく人間国宝の着物作家として活躍されています。

森口華弘は元々絵を描くことが好きな青年だったのですが、当時は薬剤師を目指して勉学に励んでいました。 夜間の薬学部に通学、日中は親戚が営む薬店を手伝い精進していましたが、制度の変更による学費の増大によって夢を断念します。

ですがこの頃、店頭に飾られていた森口華弘氏の絵が、偶然に友禅の図案作家の目に留まったことにより着物制作への道を薦められます。 その後は京友禅作家の中川華邨に師事し、修行への熱心な姿勢が認められ、疋田芳沼の元で週に一回、日本画を学ぶことも許されました。 昭和11年に京都にて独立、友禅着物の大手であった安田商店の仕事を請負う他、個展や柳撰会などでも新作発表を精力的に行いました。 やがて日本は終戦を向え、華やかな着物の需要は一時的に落ち込みましたが、そのときは進駐軍へ手染めのネッカチーフを売ることで生計を立てました。

また、その高い技術はもとより、森口華弘流の蒔糊技法を考案し、着物界に多大なる貢献をしたことも高く評価されています。 この技法は独立後に訪れた東京の博物館で、江戸時代に使われた撒糊技法の着物、そして漆蒔絵の梨子地を見たことにより着想を得たと言われています。 伝統的な撒糊の技法、そして漆工芸に用いられる技法を組み合わせるという天才的な発想により、独自の蒔絵技法が生まれました。

森口華弘の友禅着物の価値は非常に高く、もし着物買取に出されるのであれば10万円以上は期待したい逸品です。 ですが活動年から鑑みるに、森口華弘作の着物は制作からかなりの年数が経ってしまっており、綺麗な状態で保管されているものは極めて稀だといえるでしょう。 美品判定であれば10万円前後は期待でき、装飾が凝ったものであればそれ以上の買取価格になるケースもあります。 森口華弘作の着物は非常に高い価値を持っていますので、買取や売却の際は、是非とも複数の着物買取業者を利用しての相見積もりを強くおすすめ致します。

森口華弘の着物買取をお考えなら

森口華弘の着物の買取価格は着物買取業者の選び方次第で大きく異なります。ブランド品と異なり、オーダーメイド・一点物が基本な着物は【贅沢品】と呼ばれている事から、例えば100万円で購入しても、買取となると業者によっては1万円を切る買取価格を提示されることも往々にしてありえます。


森口華弘のような作家の着物はもちろんの事、加賀友禅といった有名な技法を用いた着物など過去に高い金額で購入した着物を極力高く売る為には、着物を専門的に鑑定できる査定員が在籍している業者や着物の販売経路を多く持つ着物買取業者に依頼することは必須条件だといえます。


本サイトではより高く着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしており、少しでも高く着物を売れるようにおすすめの着物買取業者も紹介していますので、森口華弘の作品をはじめとした着物の買取をお考えであればそちらも是非参考にしてください。

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