着物作家【深見重助】について紹介します
着物の種類 | 唐組 |
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出征 | 1885年~1974年 |
出身地 | 京都府 |
重要無形文化財認定年 | 1956年(昭和31年) |
着物作家深見重助に関する詳細情報
深見重助(ふかみ じゅうすけ)とは、明治から昭和にかけて活躍された工芸家で、重要無形文化財「唐組」の保持者です。
「唐組(からくみ)」とは、約300本もの細い糸を絡み合わせて帯状に編み上げていく技法です。
さらに糸の組み方だけでも何千通りと存在し、組み方と色彩の変化によって幾通りもの表現を行うことが出来ます。
奈良時代に中国から伝来したと言われていますが、その技法が「唐組」と呼ばれるようになったのは平安時代以降のことです。
唐組は糸を組む技術のため、深見重助氏は厳密には着物作家ではありませんが、着物や和装の分野においても多くの作品を残されています。
深見重助氏が手掛ける唐組作品は、品よく色彩を組み合わせた平緒(儀式に用いる為の太刀の緒)が有名で、伊勢神宮や明治神宮、北野天満宮などに作品を収めておられます。
また糸を組むだけでなく、その糸の染色も行わなければならない為、1本の作品が完成するまでに数か月~1年もの期間を要することもあるそうです。
組紐師で人間国宝認定を受けているのは、未だ深見重助氏ただ一人で、そのことからも唐組技術の複雑さと道のりの険しさが伺えます。
深見重助氏は、京都・西陣の地で代々組紐を家業にしてきた"有職糸組師松葉屋"の13代目として生まれ、幼い頃から父の手ほどきを受け、組紐に触れながら育ったとされています。
14歳の頃には本格的に家業に携わるようになり、昭和5年に13代目を襲名します。数々の唐紐作品を手掛ける他、糸を染める植物染料の研究にも熱心であられたといいます。
着物分野においての作品は、唐組のわざを活かした帯締や羽織紐などが中心で、その為買取価格も数千円~1万円の範囲に納まるケースが多いです。 他の品と合わせて買取を依頼することで買取価格が上がるキャンペーンを行っている業者もありますので、そうしたタイミングで買取に出すのも良いかも知れません。
深見重助の着物買取をお考えなら
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深見重助のような作家の着物はもちろんの事、加賀友禅といった有名な技法を用いた着物など過去に高い金額で購入した着物を極力高く売る為には、着物を専門的に鑑定できる査定員が在籍している業者や着物の販売経路を多く持つ着物買取業者に依頼することは必須条件だといえます。
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