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着物作家【江里佐代子】について紹介します

着物作家:江里佐代子
着物作家:江里佐代子の概要
着物の種類 截金
出征 1945年~2007年
出身地 京都府
重要無形文化財認定年 2002年(平成14年)

着物作家江里佐代子に関する詳細情報

江里佐代子(えり さよこ)とは、截金において世界的に有名な工芸家で、2002年に人間国宝に認定されました。

「截金」とは、"きりかね"と読み、熱した金属箔を数枚重ねて細く成形した金属を用い、作品を形成する伝統技法です。 金箔の細さは僅か1mm以下で、別名"細金"とも呼ばれています。 そのため、江里佐代子氏は厳密には着物作家ではありませんが、手掛けた意匠を基に着物や帯などを監修されたことで知られています。 江里佐代子作の和装作品は、主に金糸や銀糸を用いた帯作品が一般的で、特にフォーマルな場面で使える袋帯が多いようです。

「截金」は元々は仏教美術に多用される技法であったようですが、江里佐代子氏は作品を現代工芸にまで拡大し、茶道具や屏風、果ては壁面の装飾等、様々な意匠を手掛けられました。 mm単位の世界観で構成される截金作品、そしてその人間国宝が手掛ける着物分野となると、細部まで美しさに満ちていることは勿論、文様の組み合わせや色彩感覚など、他の着物作品とは一線を画した感覚が垣間見えるときがあります。

江里佐代子氏の帯などを着物買取に出される場合、袋帯のケースであれば買取価格は大体数千円~1万円前後になります。 江里佐代子ご本人が製作された着物ではなく、あくまで監修であり、意匠のみを手掛けておられるいうことで、この買取価格になるケースが多いようです。 ですが素材にもこだわって作られているため、正絹や金箔をふんだんに用いた豪華絢爛な帯も多いです。 フォーマルな品は結婚式などで確かな需要がありますので、着物買取業者によっては更に高い評価をつけてくれるかも知れません。

江里佐代子氏は、京都の刺繍師の家元に生まれ、進学先で日本画や染色などを学び、様々な分野から芸術への造詣を深めていきました。 沢山の工芸に触れながら育った江里佐代子氏ですが、截金を始めるきっかけとなったのは、仏師として活躍する江里康慧との結婚です。 長女・朋子氏が生まれた後の1978年より、截金の技法を学ぶため北村起祥に師事、2003年には夫・江里康慧氏と共に京都府文化功労賞を受賞しました。

截金の伝統的な作品の他、技法を用いた現代的な作品も多く手掛け、海外での公演や個展も数多く開かれました。 様々な大学で講師としても活躍し、截金の技法の後継にも務めた人物としても知られています。

江里佐代子の着物買取をお考えなら

江里佐代子の着物の買取価格は着物買取業者の選び方次第で大きく異なります。ブランド品と異なり、オーダーメイド・一点物が基本な着物は【贅沢品】と呼ばれている事から、例えば100万円で購入しても、買取となると業者によっては1万円を切る買取価格を提示されることも往々にしてありえます。


江里佐代子のような作家の着物はもちろんの事、加賀友禅といった有名な技法を用いた着物など過去に高い金額で購入した着物を極力高く売る為には、着物を専門的に鑑定できる査定員が在籍している業者や着物の販売経路を多く持つ着物買取業者に依頼することは必須条件だといえます。


本サイトではより高く着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしており、少しでも高く着物を売れるようにおすすめの着物買取業者も紹介していますので、江里佐代子の作品をはじめとした着物の買取をお考えであればそちらも是非参考にしてください。

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