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塩沢紬の買取価格と詳細

塩沢紬

塩沢紬とは新潟県で生産される紬で、大体江戸時代頃から作られ始めたといわれています。 最高級の麻織物であった越後上布が基となった紬で、この織り方を絹織物に取り入れて作られたのが塩沢紬なのです。 塩沢紬は昭和50年に伝統的工芸品に認定され、2009年にはユネスコ無形文化財に指定されているため知名度もかなり高く、着物愛好家の間では常に一定の人気がある紬です。

沢紬は十字絣や蚊絣などと呼ばれる非常に細かな絣模様が特徴で、独特の上品な風合いを持っています。 経糸には生糸や玉糸などを使用し、緯糸には真綿の手紡ぎ糸が使われ、手くくりによって絣模様が表現されています。

紬と絣の違いとしては、紬は「着物の種類」、絣は「着物の柄を作る技法」のことを指します。 絣はあらかじめ染め分けた糸で模様を作る方法で、新潟県の塩沢紬の他にも沖縄の琉球絣など、様々な地方で作られていました。 紬は絹織物の種類で、紬糸で織られた絹織物のことを指し、塩沢紬の他にも大島紬や結城紬など、産地によって沢山のバリエーションが生まれています。

「塩沢」産の着物としては、同じ地域で作られる「塩沢お召し(本塩沢)」も非常に有名なため、塩沢紬=塩沢お召しと言われることもありますが、実は全くの別物なのです。 塩沢紬と塩沢お召しは絣模様は共通していますが、違いは「シボ」にあり、塩沢お召しは強撚糸を使って織りあげ、その後湯揉みを行うためシボが生まれ、紬とちりめんの中間のような凹凸のある生地になります。 ですがどちらも塩沢で作られる着物のため、証紙は「本塩沢・塩沢紬」となっている場合も多いです。

塩沢紬の価値はピンからキリまでで、それこそ上で述べた塩沢お召しと合わせて「塩沢絣」と呼ばれることもあるため、価値の判断がかなり難しくなっています。 ですが定められた製法で作られている塩沢紬には伝統工芸品の証紙が貼っていますので、証紙のない塩沢紬よりも価値は高めに算出されやすいかと思います。 塩沢紬の価値は大体2~3万円からは期待したいところですが、着物買取業者ごとにも買取価格の差はありますし、中古の着物や紬であれば証紙の有無や着物の状態によっても買取価格は大幅に違ってきます。 ですが塩沢紬は今では生産量がかなり少なくなってしまっており、「幻の紬」と呼ばれることもあるため、良いものであれば価値はかなり高くなるかと思います。

塩沢紬をより高く売る方法

着物買取業者

塩沢紬の着物の買取価格は「どの着物買取業者に依頼するか」によって買取価格・価値は大きく変動します。その為、本サイトではより高く塩沢紬の着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしています。


ですが、「着物買取業者」と一言に言えど、着物買取業者はかなりの数が存在しますので、どこで相見積もりを取るかも悩まれるかと思います。その為、本サイトでは「おすすめの着物買取業者」に関しても比較ランキング形式で紹介していますので、これから塩沢紬買取をお考えの方は是非参考にしてください!

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