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着物作家【志村ふくみ】について紹介します

着物作家:志村ふくみ
着物作家:志村ふくみの概要
着物の種類 紬織
出征 1924年~
出身地 滋賀県近江八幡市
重要無形文化財認定年 1990年(平成2年)

着物作家志村ふくみに関する詳細情報

志村ふくみ(しむらふくみ)は、草木染めの糸を使った紬織で有名な着物作家で、草木そのものの色を表現する自然染色を追及した、美しい作品で知られています。 豊かな感性を生かして随筆家としても活躍しており、特に色彩に関する巧みな表現力は圧倒的で、こちらの分野においても様々な賞を受賞しています。

志村ふくみは、母の影響で16歳頃から機織りに関しての知見はあったものの、織物を始めたのは既に二人の娘を抱えた31歳のとき、強い決意の中での一歩となった為、世間の風当たりも相当厳しかったようです。 着物を学んだのは母の小野豊に基礎を教わった他、富本憲吉、染色家の稲垣稔次郎、漆芸家である黒田辰秋にも師事、様々な方面から美術の感性を高めていきました。 志村ふくみの草木染はあえて色味を調整せず、化学染料は使わずに草木ありのままの色を表現し、ご本人もインタビューやエッセイなどで"色を頂く"と繰り返し表現されています。

志村ふくみが紬織の重要無形文化財保持者に認定されたのは1990年、これまで村の手仕事に過ぎなかった紬織りを芸術品として昇華した功績が認められ、認定へと至ったのです。 着物に限らず、どうしても作家さんとなると人間国宝が一つの区切りとして表現されがちですが、1990年の認定までにも、1983年に京都府文化功労賞、その3年後には紫綬褒章を受章と、認定に至るまでにも名誉ある賞を数々受賞しています。

志村ふくみご本人が手掛けた着物となるとその価値は計り知れなく、一般的に出回っているものであっても500万円以上で取引されており、中古状態の着物であっても販売価格が200万円を超えているものもあります。 今も現役で活動されている作家さんですが、そもそも志村ふくみ作の着物自体が市場に出回ることがあまりなく、完成した着物の行き先は大抵決まっているため普通に販売されていることは稀です(展示販売会もありますが、かなりの高額です)。 ひとつひとつの工程が手作業にて作られるため数に限りがあり、例え長年の愛好家であっても簡単に入手できる着物ではありません。
今は志村ふくみ・志村洋子の名前を冠し、その世界を受け継ぐアトリエや学校などが随所にあり、志村ふくみの感性が宿った綺麗な着物も沢山出回っています。 そうした着物も高い価値はつきますが、やはり志村ふくみご本人作の着物は圧倒的に価値が高く、買取価格は何十万円、何百万円単位になる可能性が極めて高いです。

志村ふくみの着物買取をお考えなら

志村ふくみの着物の買取価格は着物買取業者の選び方次第で大きく異なります。ブランド品と異なり、オーダーメイド・一点物が基本な着物は【贅沢品】と呼ばれている事から、例えば100万円で購入しても、買取となると業者によっては1万円を切る買取価格を提示されることも往々にしてありえます。


志村ふくみのような作家の着物はもちろんの事、加賀友禅といった有名な技法を用いた着物など過去に高い金額で購入した着物を極力高く売る為には、着物を専門的に鑑定できる査定員が在籍している業者や着物の販売経路を多く持つ着物買取業者に依頼することは必須条件だといえます。


本サイトではより高く着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしており、少しでも高く着物を売れるようにおすすめの着物買取業者も紹介していますので、志村ふくみの作品をはじめとした着物の買取をお考えであればそちらも是非参考にしてください。

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