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着物作家【福田喜重】について紹介します

着物作家:福田喜重
着物作家:福田喜重の概要
着物の種類 刺繍
出征 1932年~
出身地 京都府
重要無形文化財認定年 1997年(平成9年)

着物作家福田喜重に関する詳細情報

福田喜重(ふくだ きじゅう)とは刺繍の分野において初めての人間国宝となり、また現在も唯一の保持者である着物作家です。 ひとくちに"刺繍"といっても様々な品をご想像されるかとは思いますが、福田喜重氏においては着物や帯などの和服作品がとりわけ多く、生地はちりめんや綸子が主に使われています。 さらに福田喜重の場合は刺繍のみに留まらず、生地選びから意匠、そして染や箔に至る様々な技法を駆使し、総合芸術作品として一枚の着物を仕上げています。 刺繍に使われている色糸の数も多く流れるようなグラデーションが生まれ、絹糸の上品な光沢と相まって着物の上に美しい作品が展開されていきます。

福田喜重氏は、同じく刺繍家である福田喜三郎の息子として京都に生まれ、家業を継ぐため15歳の頃より父に師事します。 元々は機械工学を専攻していた福田喜重でしたが、父の優れた技法を一から学ぶために厳しい指導を受け、伝統技法を中心とした技術を習得します。 さらに創作を追及する為、昭和46年には「福田工芸刺繍研究所」を設立、展覧会にて数々の受賞や連続入選の快挙を遂げていきました。 人間国宝に認定されたのは1997年のこと、刺繍界において今でも唯一の重要無形文化財保持者としても知られています。

福田喜重作の着物は100万円以上で販売されることが一般的で、非常に高い価値を持つ着物作家のひとりとして知られています。 こればかりは利用する着物買取業者によっても大きく変わってくるのですが、福田喜重の中古着物であれば大体3万円からの買取価格は期待したいところです。 着物の状態や身丈・種類等によっても買取価格は変動してしまうので、相場以上の買取価格がつく着物もあれば、これより低く収まってしまうケースもあります。

また福田喜重作品は、一見作者の見分けが付きづらいことでも有名ですので、査定結果によって買取価格は大幅に変わることもあります。 というのも、福田喜重氏は父親の"福田喜三郎"の落款をそのまま使用していた為、喜重作品の着物であっても喜三郎の落款が付いているのです。 そのため、問い合わせ時点と査定結果ではかなりの価格差が生まれているケースも珍しくなく、まさに実査定ありきの着物といっても過言ではありません。

福田喜重の着物買取をお考えなら

福田喜重の着物の買取価格は着物買取業者の選び方次第で大きく異なります。ブランド品と異なり、オーダーメイド・一点物が基本な着物は【贅沢品】と呼ばれている事から、例えば100万円で購入しても、買取となると業者によっては1万円を切る買取価格を提示されることも往々にしてありえます。


福田喜重のような作家の着物はもちろんの事、加賀友禅といった有名な技法を用いた着物など過去に高い金額で購入した着物を極力高く売る為には、着物を専門的に鑑定できる査定員が在籍している業者や着物の販売経路を多く持つ着物買取業者に依頼することは必須条件だといえます。


本サイトではより高く着物を売るために、複数の着物買取業者で相見積もりを依頼する事をおすすめしており、少しでも高く着物を売れるようにおすすめの着物買取業者も紹介していますので、福田喜重の作品をはじめとした着物の買取をお考えであればそちらも是非参考にしてください。

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